就業規則のポイント

就業規則というと、非常に堅苦しく、難しいイメージもあるようですが、そんなことは有りません。

要は、会社で守っていくルールを文章にしているに過ぎません。

書かれている内容が、法律により一部決まっているため、その様に思われることも多いと思いますが、法律に違反していない状態であれば、何を書いても良いことになります。

多くの場合、上記「法律で決まっている内容」に目が行きがちですが、実はそれほど重要ではないんです。仮に、法律と違うことが書いてあっても、その部分は無効に成り、自動的に法律の基準になってしまうから。

逆に、会社内で決めているルールであったり、会社の理念であったりといったものは、法律上の決めはありません。そこでは、経営者の考えを出せるところになります。

また、懲戒等に関しては、終業規則上で定めない限り、行うことは出来ません。決まっている約束事を破ることに関しては、「罰＝懲戒」を課すことは出来ますが、決めていないことは、破ることはありませんから、それに対する罰は与えることが出来ないことになります。

つまり、就業規則は、法律で決まっている内容以外の所が非常に大切で有り、かつ必要な部分となります。

就業規則のある事業所様は、是非就業規則を読み返して、

・会社の理念は反映されているか？

・会社のルールは反映されているか？

・懲戒の規定は十分か？

確認をしてみてください。